編集部からのお知らせ
新着記事まとめPDF「データサイエンティスト」
ZDNet Summit 2021開催のご案内

スマートデバイス増加と同時にソーシャル化--日本IT市場予測10項目(後編) - (page 3)

田中好伸 (編集部)

2011-12-31 14:35

10.次世代の最初の10万のスマートシティは「第3のITプラットフォーム」上に構築される

 2012年に、次世代のITソリューションは主要産業で広く採用されると同社は予測している。次世代のITソリューションに共通する特徴は、産業に特化した高付加価値のものであり、IDCが言うところの「第3のITプラットフォーム」技術をマッシュアップしたものだという。

 最初に構築されるソリューションの数は2012年に全世界で10万以上と予測され、これらが今後20年以上にわたるICT市場に成長と利益をもたらす原動力になると指摘している。

スマートシティのソリューションは、2012年に「第3のITプラットフォーム」上に構築される

 IDCは2011年の予測の中でモビリティ、クラウド、ソーシャルネットワークが社会のトランスフォーメーションになるとした。

 今回同社は、2012年に全世界で3兆1000億円以上がスマートシティ向けソリューションに技術投資され、年間のIT投資額は2014年までに4兆4000億円に上ると予測。日本国内では2012年にスマートシティ関連のIT市場は前年比21.6%増の3460億円になり、2014年には5008億円になると予測している。

エネルギーストレージとしての自動車と住宅、ITの融合が進む

 2011年に、日本国内の自動車産業ではハイブリッド車(HV)の普及台数が150万台以上となる一方で、電気自動車(EV)の普及台数は数万台に留まっているとみられている。2012年1月にはトヨタ自動車がプラグインハイブリッド車(Plug-in Hybrid Vehicle:PHV)を市場に投入するが、状況を一変させるとみている。

 PHVは自動車を発電機に変え、非常時には自動車から住宅に電気を供給できる“Vehicle to Home(VtoH)”対応とする。プラグイン化はエネルギー接続だけに留まらず、自動車と住宅は“Home to Vehicle(HtoV)”ゲートウェイによって、データ通信も可能だ。自動車がクラウドに接続され、自動車と住宅のエネルギー連携状況がリアルタイムにクラウド上で管理されることになる。スマートフォンからPHVの需給電スケジュールも管理できる。

 今後12~24カ月には、自動車内に搭載される100個近いエンジン制御ユニット(Engine Control Unit:ECU)に搭載されている制御プログラムをクラウドから直接アップデートすることも可能になると予測している。PHVはこれまでのHVに変わって今後5~10年の次世代車の主流になり、2012年はその普及拡大の元年になるとしている。

Keep up with ZDNet Japan
ZDNet JapanはFacebookページTwitterRSSNewsletter(メールマガジン)でも情報を配信しています。現在閲覧中の記事は、画面下部の「Meebo Bar」を通じてソーシャルメディアで共有できます。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]