6.タグの活用
わたしはEvernoteでタグ付けをするのが好きだ。そのプロセスはとにかく柔軟で、タグは追加しやすく削除もしやすい。ノートの一番上のヘッダエリアで、タグを入力して作成することもできるし、タグエリアを右クリックして、「タグを作成」を選択してもよい。タグを割り当てるには、タグを目的のノートにドラッグアンドドロップするか、ヘッダエリアをクリックして新しいタグを入力する(図B)。タグを削除したい場合は、ヘッダエリアのタグの右側にある「×」をクリックする。思いつくあらゆるタグを付けておくことで、後からタグを使って検索できるようにすることもできるし(中央カラムの上部にある検索ボックスで、探している単語やフレーズを入力すればよい)、関係するすべてのノートを一度に引き出すこともできる。
図B 選択したノートのヘッダエリアで、簡単にタグの追加や削除ができる。
7.検索の保存
もし、自分がEvernoteのノートブックから同じ情報ばかり検索していることに気づいたら、「保存された検索」を作成し、1クリックですぐに検索結果が得られるようにしておくといいだろう。これには、まず中央カラムの上部にある検索ボックスに、検索語句を入力する。次に「保存された検索を作成」ツールをクリックして(このツールは、検索エリアの右下に、虫メガネと小さな青い「+」のアイコンで表示されている)、「保存された検索を作成」ダイアログボックスを開く。その検索の名前を入力して「OK」をクリックすれば、Evernoteの画面左側にある「保存された検索」エリアにその検索条件が表示されるようになる。保存された検索を使用するには、それをクリックするだけでいい。Evernoteは、直ちにその検索結果を表示する。
8.Twitterとのやりとり
Evernoteは、有名どころのソーシャルメディアアカウントとの相性もよい。実際、望むならEvernoteのノートから直接ツイートすることもできるし(このプロセスは驚くほど簡単だ)、Evernoteのノートから、Twitter、Facebook、電子メールメッセージ経由でサイバー空間にノートを送信することもできる。現在、EvernoteからFacebookへの投稿には1つ制限がある。一旦投稿されたら、コンテンツはFacebookの一部になってしまい、リンクは維持されない。つまり、Evernoteでその内容を更新しても、それがFacebook上に自動的に更新されることはない。しかし、できる限り少ないキーストロークで、自分のコンテンツを世界と共有しようとしているときには、これは小さな問題だ。