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JRC、システム刷新で高電圧直流給電を採用--変換ロスを削減

田中好伸 (編集部)

2012-03-09 15:24

 日本無線(JRC)は社内システムをプライベートクラウド環境として構築する際に、高電圧直流(High Voltage Direct Current:HVDC)を給電方式として採用した。NTTデータとNTTデータ先端技術が3月8日に発表した。

 JRCはITコスト削減を目的に、NTTデータが提供するプライベートクラウド構築サービス「BizXaaS構築・運用サービス」を利用して、社内システムのサーバを統合している。JRCのHVDC給電システム、NTTデータとNTTデータ先端技術のHVDC対応製品を利用して、サーバ台数削減と給電システム改善で、エネルギー効率を向上できたという。

 HVDC給電が商用システムに採用されるのは国内初と説明している。HVDC給電は、現在一般的な交流給電と比較して10~20%の電力効率化が見込まれ、ランニングコストの大幅な削減が期待できるとして注目されつつある。

図1 従来のシステム
※クリックすると拡大画像が見られます
図2 今回のシステム
※クリックすると拡大画像が見られます

 今回のシステムでは、JRCのHVDC給電システム「FRESH HVDC」、NTTデータ先端技術の集中電源ユニット「DC SERVER RACK SYSTEM」、NTTデータのHVDC対応省スペース型サーバ「PRORIZE DC」、シスコシステムズのIAサーバ「Cisco Unified Computing System(UCS)」などで構成されている。

 FRESH HVDCは、交流で受電した電力を高圧直流に変換して、直流のままサーバラックに供給する。交流直流変換が一度しか発生しないことで、電力の損失を抑えるとともに、余分な発熱が生じないことから、空調の電力削減にも貢献できるという。

 DC SERVER RACK SYSTEMは、FRESH HVDCから供給される高電圧の直流電流を安全な電圧まで下げる、ラック内の集中電源ユニット。サーバ側でHVDC専用の電源ユニットが不要になる。集中電源ユニットで電力を集約できることから、CPUの稼働率が少ない状態でも常時高効率だとしている。PRORIZE ECは、DC SERVER RACK SYSTEMと組み合わせることで直流電流対応が可能となり、システム全体の省電力化に貢献できると説明している。

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