オリエントコーポレーション(オリコ)は富士通の文書管理サービス「DocuMax」を活用して、契約書や手続書類など約2億枚のイメージ文書の一元管理を導入した。両社が3月15日に発表した。
富士通は、オリコの契約書受け付けセンターなどの現場を可視化して、業務改善を提案している。加えてDocuMaxで既存システムを一元化した上で、信頼性の高いデータセンターで文書データを管理している。
DocuMaxを活用することで、約23Tバイトという大量のイメージ文書を保管するとともに、一括登録や削除など文書管理を行っている。複数のイメージ文書管理システムをDocuMaxに統合して、システム運用コストを約2割削減するという。
オリコと富士通は今後、文書管理の高度化を追求して、文書管理を起点としたコスト構造改革を進めていくという。さまざまな現場での文書管理業務を洗い出し、文書管理のライフサイクルの可視化を実現することで、文書の保存義務の有無や最適保存期間など多種多様な文書の整理を展開して、原本とイメージの最適な管理方法を設定していく。
富士通は、DocuMaxと連動させた大容量文書の管理をビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)として企業に提供し、全体最適を提案していくとしている。