オリコと富士通、契約書など2億枚のイメージ文書を一元管理

田中好伸 (編集部)

2012-03-15 15:39

 オリエントコーポレーション(オリコ)は富士通の文書管理サービス「DocuMax」を活用して、契約書や手続書類など約2億枚のイメージ文書の一元管理を導入した。両社が3月15日に発表した。

 富士通は、オリコの契約書受け付けセンターなどの現場を可視化して、業務改善を提案している。加えてDocuMaxで既存システムを一元化した上で、信頼性の高いデータセンターで文書データを管理している。

 DocuMaxを活用することで、約23Tバイトという大量のイメージ文書を保管するとともに、一括登録や削除など文書管理を行っている。複数のイメージ文書管理システムをDocuMaxに統合して、システム運用コストを約2割削減するという。

図 イメージ文書保管の流れ

 オリコと富士通は今後、文書管理の高度化を追求して、文書管理を起点としたコスト構造改革を進めていくという。さまざまな現場での文書管理業務を洗い出し、文書管理のライフサイクルの可視化を実現することで、文書の保存義務の有無や最適保存期間など多種多様な文書の整理を展開して、原本とイメージの最適な管理方法を設定していく。

 富士通は、DocuMaxと連動させた大容量文書の管理をビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)として企業に提供し、全体最適を提案していくとしている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]