Notesのサポート切れ契機にExchange Onlineに移行--オットー

田中好伸 (編集部)

2012-03-16 14:12

 ファッション通販を展開するオットージャパンは情報共有環境の刷新で「Microsoft Exchange Online」を採用、2011年8月末からメールとスケジュール共有を活用している。日本マイクロソフトが3月16日に発表した。

 独に本社を置くOttoグループは20カ国123社がカタログやネットなどの通販のほか、店舗でもファッションアイテムを販売している。日本法人であるオットージャパンは情報共有基盤としてLotusを活用していたが、2011年のサポート切れを契機に情報共有基盤の刷新を検討する中で、Exchange Onlineの採用を決めている。

 オットージャパンでは、決め手の理由としてスピードと事業継続計画(BCP)を挙げている。サーバを用意する必要がないことから導入がスピーディに終わるためだ。BCPとしてクラウドという選択肢が有効であると判断している。

 Notesからの移行では、複数あるNotesの機能のうち、まずメールシステムを優先して、Exchange Onlineに移行している。オットージャパンと合弁会社のエディー・バウアー・ジャパンの全社員約400人分のメールアカウントと、ウェブサイトなどで外部に案内する共有のメールアカウントを約40件作成した。PCにデータを残さないようにするために、「Outlook Web App(OWA)」を活用して、メールとスケジュールを共有している。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    生成 AI を活用した革新的な事例 56 選 課題と解決方法を一挙紹介

  2. OS

    Windows 11移行の不安を“マンガ”でわかりやすく解消!情シスと現場の疑問に応える実践ガイド

  3. ビジネスアプリケーション

    調査結果が示す「生成 AI 」活用によるソフトウェア開発の現状、ツール選定のポイントも解説

  4. ビジネスアプリケーション

    生成AI活用で変わるシステム開発の現場、生成AIでローコード開発を強化する4つの方法

  5. ビジネスアプリケーション

    RAG やベクトル埋め込みは可能か、生成 AI 活用で求められるデータベースの要件を探る

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]