富国生命は人事給与システムをクラウド環境に移行する作業を開始した。ワークスアプリケーションズの統合基幹業務システム(ERP)パッケージ「COMPANY」を日本ユニシスのIaaS「U-Cloud IaaS」で稼働させる「U-Cloud for COMPANY」を9月から利用する。日本ユニシスが3月21日に発表した。
富国生命は、組織変更や制度変更への迅速な対応と、申請や届け出などの電子化での効率向上を目的に人事給与システムの高機能化を目指すとともに、現行システムの保守要員を戦略的なコア業務に集中させることを目的に、システムのパッケージ移行を決断している。システム構築パートナーとして日本ユニシスを採用している。
富国生命は、U-Cloud for COMPANYを利用することで、サーバを自社所有することに比べて、短期間で環境の準備ができること、将来の機能拡張やシステム利用者拡大でも柔軟にリソースを追加できることなど、メリットが大きいことを評価している。移行されるシステムは専用のハードウェアに格納される。日本ユニシスは2011年8月からワークスとCOMPANYシリーズの販売で協業している。