シャープ 奥田隆司社長
日本のエレクトロニクス業界は非常事態を迎えており、当社は変革すべき時期にある。メーカーの使命であるオンリーワン商品およびデバイスの創出活動を全世界で再び活性化させる。一方、モノづくりの面においてはこれまでの自前で展開する垂直統合モデルから、グローバル市場で勝つための新しいモデルへとスピード感をもって変革する。第一弾として先日、電子機器受託製造サービスの世界最大手、台湾の鴻海グループとの協業を発表した。

シャープ 奥田隆司社長
新入社員の皆さんには「常にグローバル市場を意識し、お客さまの視点を忘れずに持とう」「現場、現実、現物から得た“知識”を磨き、“知恵”に変え、創造性あふれる“いい仕事”をしよう」「仲間とのコラボレーションを大切にしよう」の3点を伝えたい。皆さんのみずみずしい感性とやる気で、自らグローバル競争に打って出て今後の成長を確かなものとしよう。
シャープの新入社員代表
(新入社員代表を務めたインドからの留学生、デビセッティ・ナヴィーンさん)創業100周年を迎えるシャープは「液晶テレビ」をはじめ、「太陽電池」「プラズマクラスターイオン技術」「LED」など、独自の技術を生かした商品で人々の健康と豊かな生活環境の実現に寄与してきた。世界経済が大きく変化していく中、グローバルな事業展開を強化するために、困難に立ち向かい、柔軟な発想と熱意で激しいグローバル競争を勝ち抜いていきたい。
シャープの入社式の様子