Carr氏は「(Ubuntuの)プレインストール版が少数に留まっているのは確かに懸念すべきである」と書いており、次のように続けている。「市場では手に入りにくい状況が続いているという結果が示されている。ただ今回の質問では、現在稼働させているOSに関する質問のなかで、最初にUbuntu搭載PCを取得した手段という、観点の異なった選択肢を提示しているため、おそらくその値は少なめに計上されているはずだ。Canonicalのセールスチームからの報告によると、2012年はプレインストール版が手に入りにくという問題が多くの市場で緩和されていくはずであるため、少なくともこういった製品は時とともに増加していくだろうとのことだ」(Carr氏)。つまり、CanonicalはUbuntu搭載のデスクトップPC製品やノートPC製品が今年は増えていくと予測している。
さらにCanonicalは、Ubuntuのパーソナルクラウドサービスである「Ubuntu One」がどれだけのユーザーに利用されているのかについても調査している。そして、この無償サービスは40%以上のユーザーから利用されているという驚くべき結果が出ている。なお、Carr氏は素晴らしい結果が出たと考えているものの、筆者はこの数字が控えめなものであると感じている。

UbuntuユーザーはAndroid携帯やスマートフォン、テレビ、タブレット上で稼働するUbuntuに興味を抱いているようだ。