日本オラクルは4月16日、ビジネスの変化に沿って企業ITの複雑性を解消する取り組みの一環として、エンタープライズアーキテクチャ(EA)を中核に、企業のIT変革を支援する新サービスを同日から提供すると発表した。2011年度に新設されたEA統括本部でこれまで実施していたサービスを体系化し、新たに商品化する。
サービス名は「Oracle Architecture Insight」。EAの方法論と導入実績を持つOracleのアーキテクトが、顧客企業の意向に沿ってニーズ、目標、方針、変革のスコープ、IT構造の課題をまとめる。さらに、将来のIT構造と各構成要素に求められる要件、移行までのロードマップ、プロジェクトの推進とガバナンスの体制を明確にし、想定効果を算出して投資計画を策定する。
同社は新サービスを、IT全体戦略の構想策定、アプリケーション構造の最適化(SOA)、情報マネジメント(EIM)、IT基盤の統合(IT Optimization & Cloud)、レガシーシステムからオープン環境への刷新(Legacy Modernization)の5つのテーマに沿って提供する。