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記事集:クラウドのネットワーク監視

仮想デスクトップを導入するCIOのための6つのヒント

Nick Heath (TechRepublic) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2012-04-18 07:30

 仮想デスクトップの恩恵は明らかだ。柔軟な働き方が可能になること、デスクトップとアプリケーションを集中的にコントロールできること、そしてアップグレードがスムーズになることだ。

 ところが、デスクトップをストリーミングするためのITインフラを作ることは、どんな組織であっても大変な難問になり得る。

 この記事では、英国の航空管制業務サービスであるNATSの情報技術ソリューションの責任者であるGavin Walker氏に話を聞いた。NATSは仮想化された「Windows 7」のデスクトップとアプリケーションを、同組織の6000名のスタッフの一部に対して展開しようとしており、このプロジェクトによって2015年までに900万ポンドの経費削減が見込まれている。以下では、デスクトップインフラの仮想化を行うための準備と、その副作用を最小限に抑える方法についての、Walker氏のヒントを紹介する。

組織のIT資産を熟知する

 スタッフがデスクトップ上で使っているソフトウェアを知り、それらがどのように使われているかを細部まで理解すること。Walker氏によれば、スタッフがデスクトップをどう使っているかを知れば、需要の急増に耐えられるシステムを設計することができ、スタッフが使わないソフトウェアをサポートするための余分な費用を払わずに済むという。

 「ユーザーが使っているアプリケーションを理解する必要がある」とWalker氏は言う。

 「(NATSのパートナーであり仮想化を専門とする企業である)Point to Pointがやったことは、それぞれの利用者と話し合って、どう働いているかを理解することだった」(Walker氏)

 Walker氏はNATSで使われているソフトウェアの一覧表を作成し、仮想デスクトップ上で使われると見られるソフトウェアパッケージの数が約350だということもわかった。これは、一部のベンダーの見積もりよりも数百少ない数だった。

 スタッフが使うソフトウェアを明確に管理することが重要なのは、「それらをすべてパッケージ化してストリーミングする必要があり、それが契約書に載せる本当の金額に影響する」ためだとWalker氏は述べている。

 Walker氏は仮想デスクトップに取りかかる前に、NATSのシステムをオーバーホールし、回復力のあるネットワークインフラと固定されたデスクトップを導入した。同氏によれば、これが仮想デスクトップのインフラを構築するための確かな基盤になったという。

あらゆる場所からの接続に備える

 潜在的には、スタッフはどこからでも仮想デスクトップに接続することができるし、喫茶店で使っているタブレットからだろうが、自宅のラップトップからだろうが、ほとんどどんなデバイスからでも接続できる。

 様々なデバイスと、安全な接続や安全でない接続の組み合わせに対応するには、誰がどのアプリケーションとデータにアクセスできるかを制御するためのIDアクセス管理システムを実装する必要がある。

 NATSでは「Netscaler」の製品と「Novel Identity Manager 4」の組み合わせを用いて、誰がどこから接続しているかを見分けている。

 「例えば、あなたがNATSの建物内にあるデバイスから接続している、身元が分かっている個人であれば、ムンバイのインターネットカフェから接続している場合とは異なるアクセス許可が与えられる。その場合は例えば、あらゆるものがロックされており、ファイルの読み出ししかできないかもしれない」とWalker氏は話した。

 ロールベースのアクセスを使えば、スタッフにはその役割に応じたアプリケーションだけが見えるように仮想デスクトップをカスタマイズすることができる。ロールの定義を徐々に改善し、スタッフにアクセスを許すものについて、より細かい単位の制御を適用することもできる。

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