インターネットの利便性がますます高まりつつある中で、ネットマーケティングを行わないビジネスは時代に取り残されていくのは必至と言えます。しかしながら、多くの企業にしても、個人にしてもそれを使ってビジネスを行う際、ホームページを立ち上げれば、自然と顧客が集まってくると勘違いをしているケースは多くあります。さらに言えば、売上をあげるためには、ホームページへのアクセスを増やせば良いということが現在においても都市伝説のように当たり前の事になっています。
しかし、本当にそれで集客ができるのでしょうか? アクセスがアップした段階というのは、あくまでも閲覧者はウインドウショッピングをしているにすぎないのです。いくら、アクセスがあっても、最終的にそこから商品やらサービスが購入されなければ、本来の意味でのマーケティング、つまり集客がなされたとはいえません。折角、立派なホームページを作っても、そしてSEO対策を施してアクセスがある程度増えても、モノが売れない!それは何故でしょう? いろいろな理由があると思います。
「売れない原因」がいずこにあるのかをしっかりと把握して、施策を立てていかねばならないわけです。実際に、それはリアルの店舗と酷似しています。商品は優れていても、店員の対応がひどかったり、またレジがいずこにあるのかわからなかったり、あなたのホームページはそのような状態に陥っていませんか?
本書「サイト訪問者を顧客に転換する方法」は、インターネットマーケティングの基本となるネット集客についてのノウハウが満載です。 この手の書籍は書店やネットで数多く見つけることができますが、この本はその中でも、インターネットマーケティングの仕組みから、集客に至るまでわかりやすく書かれています。この本一冊でほかの書籍は一切入りません。まずは、ここに書かれていることに忠実にネット集客を行うことをお勧めします。
訪問者を増やし、商品を売る
ウェブサイトの訪問者のうち、およそ30%から70%の人が、そのサイトで扱う商品を買いたいと思っています。もし、日ごろからそのうちの50%の人に商品を購入してもらうことができれば、あなたの会社のオンライン活動は非常に高い利益を上げることが出来ます。自分の会社のウェブサイトを収益性の高いものにするには、2つの活動を取り入れる必要があります。それは、訪問者数を最大にすることと、訪問者を可能な限り顧客に転換することです。訪問者に商品を買ってもらうには、質の高いウェブサイトを作り、維持しなければなりません。
魅力的でためになる、シンプルなウェブサイトの訪問者は、そのサイトに長い時間留まります。滞在時間が長ければ、検索エンジンに良い印象を与えます。しかし、訪問者がすぐにブラウザの「戻る」ボタンを押してサイトから出て行ってしまった場合は、良い印象は与えられません。検索エンジンは、すぐさまサイトから戻って来た場合、その訪問者はそのサイトで欲しい情報が得られなかったと解釈します。このような場合、検索エンジンのウェブサイトランキングにマイナスの影響が与えられます。
ネットを使って商品やサービスを購入するという行為は、消費者が最初からそれを購入する目的でそのサイトを訪問しているということになります。決して、売り手が「買ってくれ」と営業をする必要するにないのです。
むしろ、そこのサイトから買わねばならない明確な理由、安心感や、購入後のアフターサービス、また誰がそのサイトを運営しているかといった情報を示してあげる事が必要なのです。