クラウドアプリケーションとウェブアプリケーション--その違いを理解する - (page 2)

Tajudeen Abubakr (Special to TechRepublic) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子

2012-05-11 07:30

クラウドアプリケーションの例

 一般的な例としては、MozyやEvernote、SugarSync、Salesforce.com、Dropbox、NetSuite、Zoho.comを挙げることができる。その他、ウェブインターフェースを使用する電子メール(Googleの「Gmail」や「Yahoo!メール」、Microsoftの「Hotmail」など)も、クラウドアプリケーションと思われていない場合が多いものの、実際にはクラウドテクノロジに依存しており、コンシューマーがオフラインで利用できるように設定しておくことも可能になっているため、クラウドアプリケーションだと言える。

 クラウドアプリケーションについて有益な情報が得られるウェブサイトは数多くある。筆者は特にwww.getapp.comがお気に入りだ。ここにはクラウドアプリケーションを評価する際の参考になるレビューやレーティングも掲載されている。

ウェブアプリケーション

 一方、ウェブアプリケーションは必ずと言ってもよいほど、ウェブブラウザでの使用を前提に設計されている。ウェブアプリケーションの開発では一般的に、サーバサイドスクリプト(ASPやPHPなど)とクライアントサイドスクリプト(HTMLやJavaScript、Adobe Flash)の組み合わせが用いられている。ウェブブラウザ(シンクライアント)は、ウェブサービスの核となる機能のうち負荷の高いものを、バックエンドのインフラシステム上にインストールされているウェブサーバコンポーネントに任せるようになっている。

 このコンピューティングモデルが従来のデスクトップアプリケーションに比べて明らかに優っている点は、ウェブブラウザを使えばどこからでもアクセスできるというところにある。なお、クラウドアプリケーションでもこのようなアクセスが可能である。


ウェブアプリケーションの例

 筆者を含む多くの人々にとって、WebExやエレクトロニックバンキング、オンラインショッピングアプリケーション、eBayといったウェブサービスは、ウェブに特化している点、そしてコンシューマーによるカスタマイズに制約があるという点で、このカテゴリに分類される。

 また他の例として、Facebookのようなタイプのウェブアプリケーションも挙げておきたい。この点については意見を異にする人もいるだろうが、厳密に見た場合、Facebookはカスタマイズされた「サービス」を提供しているとは考えられない。ユーザーは単にお仕着せのものを使っているだけなのだ。

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