トレンドマイクロは小規模向け総合セキュリティソフトの新版「ウイルスバスター ビジネスセキュリティ(Biz)7.0」を5月18日から受注する。Windowsに加えて、Macにも対応している。5月22日から出荷する。
Bizはウイルスやスパイウェア、フィッシング、迷惑メールなどへの対策、URLフィルタリングなどの機能を1つの製品で提供する。複数のセキュリティソフトを導入、管理することが不要なことから、専任のシステム管理者がいない小規模企業でも手間をかけずにクライアントとサーバのセキュリティ対策を講じることができる。
機能 | Windows | Mac |
---|---|---|
ウイルス対策 | ○ | ○ |
スパイウェア対策 | ○ | ○ |
ウェブレピュテーション | ○ | ○ |
フィッシング対策 | ○ | - |
迷惑メール対策 | ○ | - |
URLフィルタリング | ○ | - |
USB接続端末制御 | ○ | - |
挙動監視 | ○ | - |
ファイアウォール | ○ | - |
新版ではWindowsに加えてMacにも対応。デザインや音楽などに関係する企業などMacが利用される傾向が高い環境、一部でMacを利用する企業のセキュリティを一元的に管理できる。新版ではまた、クライアントとサーバにインストールするエージェントを構成するモジュールを最適化している。エージェントの容量を軽減することで、メモリ使用量を50%削減、OS起動時間を約14%削減しているという。
新版にはUSBメモリやポータブルHDDなどUSB接続端末の利用を制限する機能も搭載している。USB接続端末をクライアントに接続した際にアクセス権限なし、読み取り専用などで制御する。USB接続端末の使用が可能なクライアントを限定することで、従業員の不用意な情報持ち出し、外部からの不正プログラム感染などのリスクを軽減できるとしている。
参考標準価格(税別)は、ライセンス版が5~24で1ライセンス6900円、パッケージ版が5ユーザーで2万7500円(1ユーザーあたり5500円)となっている。