ISID、SaaS型連結会計システム「STRAVIS on CLOUDiS」をAWS環境でも提供

田中好伸 (編集部)

2012-05-10 15:08

 電通国際情報サービス(ISID)はSaaS型連結会計システム「STRAVIS on CLOUDiS」をAmazon Web Services(AWS)のクラウド上でも提供を5月9日から開始した。

 STRAVIS on CLOUDiSは、ISIDが開発する連結会計パッケージ「STRAVIS」と連結経営データ収集システム「STRAVIS-LINK」をクラウド環境で提供するサービス。制度連結会計と管理連結会計の融合をコンセプトに、国際会計基準(IFRS)対応、グループ経営管理の強化、決算早期化などの課題を解決できるものという。

 子会社からの連結経営データ収集から、制度と管理の両面での連結決算数値作成までグループ経営にかかわる連結会計業務全般を支援できるとしている。STRAVISは400社以上に採用されている。

 ISIDは2010年からSTRAVIS on CLOUDiSを提供している。これまではISID独自のクラウド基盤で提供してきたが、今回、AWS上でも利用できるようになる。

 STRAVIS on CLOUDiSは、AWS上で稼働させるだけでなく、システム運用の支援サービスとあわせて提供する。ユーザー企業はインフラ運用の負荷から解放され、運用コストを削減できるという。

 AWSのリソースは短時間で調達できることから、連結対象子会社の増加や期末の決算期など、システムに対するアクセス増加が予想されるようなケースで、計画的かつ効率的にリソースを増やせる。障害発生時には短時間で復旧することも可能という。高い可用性や耐障害性が実現できるとしている。「Amazon Simple Storage Service(S3)」にデータを定期的にバックアップするサービスも標準で提供する。

図 STRAVIS on CLOUDiSのシステム構成

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]