オンプレミス版のShareFileが登場
二つ目の「Data」では、Citrixが手がけるオンラインストレージの「ShareFile」で、企業向けの機能を充実させた「ShareFile StorageZones」が発表された。
従来のShareFileではデータの置き場を指定することができなかったが、StorageZonesでクラウド以外の置き場を指定できるようになった。オンプレミスバージョンのShareFileとも言えるサービスで、特にコンプライアンスの強化と最適化を目的とした機能となる。
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「ShareFileについては、お客様から『もっとコントロールが必要だ』という要望を頂いていた。StorageZonesがあれば、ドイツのお客様が契約書のデータをドイツに保存しておきたいといったケースにも対応できる」(Templeton氏)
そして、「Citrix Receiver with Follow-Me Data」も発表された。Citrix Receiverは、「Citrix XenApp」や「Citrix XenDesktop」などにモバイル端末からアクセスするための製品。今回、Citrix ReceiverにShareFileを統合することも発表している。
これらの新機能に加え、「Apps」分野で新たに登場する「CloudGateway 2」を組み合わせることで、IT管理者はCitrix ReceiverユーザーがPCやMac、iPadなどのタブレット端末、スマートフォン、シンクライアントで利用するアプリケーションを統合管理することが可能になる。
このシナリオについては、後編で詳細を述べたい。
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