9.ITプロフェッショナルは必要不可欠である
企業のトップは、IT技術とIT技術を維持する人材に依存するようになっている。複雑なシステムは、データベースの保守、技術サポート、ソフトウェアのアップグレードおよび保守を必要とする。ITプロフェッショナル以外の人たちは、相手が技術者であろうがそうでなかろうが、他人に依存するのが好きではない。彼らは自分のシステムが落ちたときに誰かに電話しなくてはならないのは嫌だし、誰にも頼りたくないのだ。また、彼らはITプロフェッショナルに権力を与えすぎるのを恐れている。
10.大きな力を持ちすぎ、出しゃばりすぎる
あらゆる政府、活動、職業、会社の機能は、ギークの侵略から安全ではいられない。従業員のデスクには、90年代に雨後のたけのこのようにパソコンが現れた。人事、会計、製造、法務--これらの仕事にはすべて無害なPCが浸透している。これらのPCは情報を収集して、ギーク部隊が所有するサーバに送っている。このような水準の情報アクセスは、歴史上例がない。情報は力であり、ITは情報をコントロールしている。
ITの影響力はどれだけ大きくなるのだろうか。一群の極めて影響力の強いプログラマーとハッカーが徒党を組んで、新世界コーダー党を作って世界をコントロールしようとすることもあり得るかもしれない。というのは冗談としても、あらゆるIT部門以外のマネージャは、自分たちの仕事のうち、ITを信頼しなくては成り立たないものがどれだけあるかを考えておくべきだろう。
まとめ
ある日、あなたは砂でオフィスの塔を作るのに熱中している。すると突然、どかんと何もかもが壊れてしまう。あなたの宿敵、幼い弟が現れたのだ。そのときあなたは、世界が180度変わってしまおうとしていることに気づかなかった。これが、それほど昔ではない、ITが登場したときに起こったことだ。母親は、家族に弟が加わったのは素敵なことだと言った。しかし母親は、弟ばかりが注目を集めるようになり、あなたは以前ほど大事な存在ではなくなるという話はしなかった。ITプロフェッショナルはなぜ不当に敵視されるのか?謎は解けた。なぜなら、「普通の人たち」がわれわれを恨んでいるからだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。