日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は5月17日、大企業向けにクラウド環境を提供するためのサービスを拡充することを明らかにした。最適なクラウド環境の組み合わせを提案する分析サービスを新たに提供する。
分析サービス名は「HP Hybrid Delivery Workload Analysis Service」。サービスの提供にあたり、日本HPでは、海外のツール開発チームも参画した専任部隊を新設。グローバル規模のノウハウを集め、独自ツールを用いてクラウド利用に向けたシステム調査からヒアリングと分析、システムマッピング、ロードマップ策定、費用対効果のシミュレーションまでを実施する。
システムの負荷調査、システム特性を把握した上で、最適なクラウド環境の組み合わせを提案する。クラウド利用の企画段階において、顧客が抱える課題や疑問点を解決するとしている。
日本HPは、クラウド環境における構築、運用管理、保守までを可能にする単一アーキテクチャに基づいた戦略およびポートフォリオとして「HP Converged Cloud」を掲げており、実現を支援するためのソリューション群として「HP Hybrid Deliveryソリューション」を提供している。