日本IBMは6月1日、中途解約しても解約金が発生しない「IBM PCレンタルプログラム」の提供を開始した。ユーザー企業が希望するメーカーや仕様のPCを最短1カ月から月単位で契約できる。
PCレンタルプログラムは、1カ月前の通知で中途解約できる。OSのバージョン移行完了までの旧版の暫定利用、開発プロジェクトで一時的に増えるPC需要への対応、最新技術のPCを常に利用したい場合などに適していると説明する。同プログラムで使われたPCは返却後にデータが消去されるため、不要PC廃棄時の情報漏洩を防ぎ、セキュリティ上のリスクは低減できるという。
2008年のリース会計基準変更で、リース利用でも資産計上が必要なケースが増えている。オフバランスとして経費処理できるレンタルへの需要も高まっている。
ハードウェア、特にPCは新製品の発表サイクルが早く、新しい技術を継続的に利用するためにも、所有から利用へシフトしていると説明。PCの利用環境の変化に対応して、期間や目的に応じて柔軟かつ低コストでPCを利用できるプログラムが求められていると、同プログラムの背景を説明する。