HP Discover 2012の開催に合わせて、米HPでは各製品分野で多くの新製品、新サービスの発表を行っている。その中から主要なものを簡単に紹介したい。
HP StoreOnceバックアップソリューションの大幅強化
重複排除(デデュープ)技術を用いて、100Tバイト/秒の高速バックアップを実現。これは、HP StoreOnce B6200とStoreOnce Catalyst Softwareの組み合わせによるもので、競合他社のバックアップ/リカバリソリューションで最速とされているものより、バックアップで3倍、リカバリで5倍以上高速だとする。
そのほか「HP Data Protector 7.0」では、Autonomy IDOLの分析技術を統合し、非構造化データに対する「意味ベース」での高速なバックアップ/リストアが可能になったという。加えて、サーバとストレージとの接続を簡素化する「HP Virtual Connect Direct-Attach Fibre Channel for HP 3PAR Storage」なども発表されている。
Autonomy IDOL、Virticaなどを核としたビッグデータへの対応強化
分散フレームワーク「Hadoop」の展開に対応した「HP AppSystem for Apache Hadoop」を発表。また、企業がビッグデータ活用を進めるにあたり、必要な知識の学習から戦略立案までをサポートする「HP Big Data Strategy Workshop」「HP Roadmap Service for Hadoop」の提供を行う。
「HP Converged Cloud」のポートフォリオを拡充
航空業界向けのハイブリッドクラウドの提供を発表。さらに、さまざまなタイプのクラウドから、そこで稼働しているアプリケーション、クライアントの状況を一元的に管理できる「HP Application Performance Management 9.2 for Converged Cloud」を提供する。そのほか、クラウドベースのプリンティングソリューション「HP ePrint Enterprise 2.0」の提供。HP ExpertONEにおいて、新たにクラウド管理者のトレーニングおよび認定を行う新メニューを追加することなどが発表された。
各発表の内容については、追って別記事で詳しく紹介する予定だ。
Keep up with ZDNet Japan
ZDNet JapanはFacebookページ、Twitter、RSS、Newsletter(メールマガジン)でも情報を配信しています。