マカフィー、インテルとの共同技術を製品化--ルートキット対応策をCPUに - (page 2)

吉澤亨史

2012-06-19 19:12

 一方のePO Deep Commandは、「Intel vPro」プロセッサのAMT機能を活用したもの。AMT機能には独自電源とメモリが搭載されているため、これを活用しリモートからの電源のオンとオフ、タスクの実行や復旧を可能にした。

 深夜など不可の低い時間にリモートから電源を投入し、フルスキャンやソフトのアップグレードなどを実行することができる。リモートから復旧ディスクから起動することも可能なため、現地に出向くことなくPCの復旧が可能になる。結果的に管理工数の削減が可能だ。

  • ePO Deep CommandはリモートからPCを操作できる

  • ePO Deep Commandはリモートから障害復旧もできる

写真10 インテルの坂本尊志氏

 ePO Deep Commandは、対応CPU「Intel Core i5 vPro/i7 vPro」のみサポート。対応OSはWindows XP/Vista/7とWindows Server 2003/2008/2008 R2となっている。Deep DefenderとePO Deep Commandはともに7月には正式アナウンスされる予定としている。

 インテルの坂本尊志氏は、「2012年は特にPKIをはじめとするセキュリティ機能、リモートKVM管理機能の強化、運用管理の自動化をアップデートしていく」とし、今後もマカフィーと機能強化を推し進めていくと強調した。

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