#10:エンドユーザーはUIをどうデザインするべきかについて有益な意見を持っている
UIはエンドユーザーのためのものだという事実を直視してほしい。すべての人が同じレベルの知識を有しているという理想的な世界では、デザイナーは思い通りに、複雑かつ素敵なインターフェースをデザインできるはずだ。しかし現実には、エンドユーザーこそがターゲットであり、彼らの意見がデザイナーにとって高い価値を持っているはずなのだ。(KDEやGNOMEといった)多くのデスクトップインターフェースでは、開発時にデザイナーと開発者が力を合わせて最も優れたインターフェースをデザインするためのデザイン会議が開催されている。こういった会議では完璧なインターフェースを作り出すために、数多くのエンドユーザーがデザイナーに協力しているのだ。
成功するデザイン
UIデザイナーには大きな課題が待ち構えている。彼らはプログラム(あるいはプラットフォーム)と相性の良いデザイン要素を作るだけでなく、そういったものを作り出す際にエンドユーザーにとって複雑すぎたり、漠然としすぎるものを作らないようにしなければならない。Ubuntuはこういった難関に2011年に直面し、MicrosoftはCanonicalが乗り越えた壁にこれから立ち向かおうとしているところだ。筆者はMicrosoftが現在取り組んでいるデザインの最終工程でエンドユーザーの意見に耳を傾けてくれることを願っている。ユーザーはデザイナーが注意を払うべき重要なグループであり、注意を怠ればデザインは失敗するのだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。