サーバとSANの接続をよりシンプルに
そのほかにも、同社のConverged Infrastructureを構成する新たな技術として、「HP Virtual Connect for 3PAR with Flat SAN technology」が発表された。同社ではサーバやストレージをネットワークに接続する際の複雑さを軽減するソリューションとして「Virtual Connect」を提供している。
Virtual Connectでは、サーバやストレージといったシステムの各構成要素がネットワーク上で利用する情報を仮想的に保持することで、これらの構成を変更することによるネットワークへの影響を吸収する。近年、特にサーバ仮想化などの普及で頻繁に発生しうるシステム側の構成変更の影響をネットワーク側の設定と切り離して扱うことで、再設定や接続の煩雑さを軽減するソリューションとなる。
今回、このVirtual Connectが同社のハイエンドストレージである3PARに対応することにより、クラウドスケールでより高い柔軟性を提供できるようになるという。また、ストレージとの接続がシンプルになることで、構成するコンポーネントのコスト削減、プロビジョニングのパフォーマンス向上、ネットワーク遅延の低下といったメリットを享受できるとする。
HP Virtual Connect for HP 3PAR with Flat SAN technologyは、現在一部の早期導入顧客向けに提供されており、一般には2012年後半に、BladeSystem Virtual Connect FlexFabricモジュールの一部として追加料金なしで提供される予定という。
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