NEC、メインフレーム「ACOS」に新機種--リソースの物理分割機能を搭載

田中好伸 (編集部) 2012年06月28日 15時39分

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 NECは6月28日、メインフレーム「ACOS」の新製品「i-PX9800/A100」の販売を開始した。標準レンタル価格は月額950万円(税別)から。9月28日からの出荷を予定している。

 i-PX9800/A100は「ACOS-4」シリーズの大型機「i-PX9000/A300」の後継機。最下位機のA112から最上位機のA1VYまで25機種をラインアップしている。

 新製品では、新しく開発した独自プロセッサ「NOAH-6」を採用し、CPU性能が現行機の最大3.5倍になっていると説明する。周辺装置とのI/OインターフェースではI/O処理性能も最大4倍に向上させている。データ転送速度も最大2倍、最大チャネル本数を128本から512本と4倍に強化させている。

i-PX9800/A100

 新製品では、基幹系システムに求められる24時間365日稼働を実現するため、万一の故障や不具合でも無停止での保守を極限まで追求したと説明する。システムを再起動せずにファームウェアのアップデートを有効にする機能を今回新たに開発。運用中にメモリを交換できる「オンラインリペア」、着脱容易な「I/Oカード機構」などの保守面でも工夫を凝らしている。

 故障率を低減させるために、4つのプロセッサを1チップに集積させて、部品点数を削減している。ACOS-4シリーズが従来から備えている「命令リトライ」「プロセッサリリーフ」「メモリ二重化」「予備CPU・メモリ」などの機能で、万一の故障でも動作を継続させる高可用性など、総合的な耐故障性も向上していると強調している。

 新製品には、CPUやメモリなどのリソースを論理的に分割して、複数システムが同時に動作できる「論理分割機能」に加えて、リソースを物理的に分割する「物理分割機能」も搭載している。この機能で、障害の影響を分割した区画内に閉じ込め、システムとしての連続稼働性も高まっているという。

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