難攻不落の日本市場に攻め込む韓国勢
LGエレクトロニクスは、東京・秋葉原のヨドバシカメラ マルチメディアAkibaのテレビ売り場に大規模な販売スペースを確保。エスカレータからあがってきた来店客が、テレビ売り場で真っ先に目にするのがLGエレクトロニクスのテレビという状況。これもLGエレクトロニクスの積極投資の表れのひとつだ。
また、2007年度に日本のテレビ市場から一度撤退したサムスン電子も、2013年にはテレビでの再参入が噂されている。
グローバル市場ではテレビの品質、デザイン、ブランドの評価において、日本のメーカーを上回る韓国勢。CESをはじめとする海外の家電関連イベントでも、デザイン性、技術的先進性などにおいて韓国メーカーの方が評価が高い。
日本だけが唯一、韓国メーカーのブランドイメージが確立されていない市場だ。言い換えれば、日本だけがグローバルの認識とは異なる市場だともいえよう。
韓国勢がこの勢いをもって日本市場に参入してくるのは明らかだ。コア事業でなくなった日本のテレビメーカーが、モチベーションを落とした形で韓国勢を迎え撃つという構図だけは避けなくてはならない。
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