データ分析サービスなどを手がけるブレインパッドはデータベースアプライアンス「EMC Greenplum Data Computing Applinace(DCA)」を導入。2月末から提供している、データを蓄積して分析するPaaS「Cloudstock」の基盤にしている。EMCジャパンが7月11日に発表した。
Cloudstockは2月末から第1弾として、ソーシャルゲーム提供企業向けに分析支援サービスを提供している。Greenplum DCAを採用したことで、人気ゲームで1日あたり数十ギガバイトのログデータを蓄積でき、テラバイトを超えるデータ分析の処理時間をこれまでの10分の1に削減している。ログデータを取り込むためのローディング処理時間をこれまでの100分の1に高速化することに成功したという。
Greenplum DCAを採用したのは、ビッグデータを解析するために最適化されたサーバやストレージ、スイッチなどで構成されているアプライアンスであることから、従来よりも開発期間を短縮できることにあると説明。Greenplum DCAが大規模並列処理(MPP)を基本アーキテクチャにしていることから、数台から数百台までのサーバの分析時間を高速化できることも評価している。
拡張性があることから、スモールスタートできることも評価ポイントだ。データ量の増加に伴うシステム拡張も低コストで対応でき、数百ギガバイトから数十ペタバイトまでリニアに拡張できるという。