大手アパレル専門店のユナイテッドアローズは、RFIDでの店舗オペレーションシステムを9月から試験導入する。日本NCRと住金物産が7月11日に発表した。
ユナイテッドアローズが展開するグリーンレーベルリラクシングに導入する。今回のシステムは、POS端末に接続されるRFIDのリーダ/ライタ、入出荷用のハンディ端末、棚卸用のアンテナ、クラウド上のRFID管理サービスで構成される。
店頭での会計時に商品値札のバーコードを1点ずつ読み取る代わりに、RFIDの値札を一括で読み取ることで、会計処理を効率化できる。接客時間が拡大するなど顧客サービスの品質向上を図れるとメリットを説明する。店舗での棚卸や商品の入出荷検品などの業務も、RFIDで値札を一括読み取ることで効率化できるとしている。
今回のシステムは、すでに構築されている基幹系や業務系の各システム、販売時点情報管理(POS)システムと連動でき、大幅なシステム変更が必要ないと説明する。