2日目の7月10日は、パートナーを通じてMicrosoftがエンドユーザーに売り込みたい「商材」を、1万6000人が見つめる4つの大画面スクリーンを通じて紹介した。
会場が最もわいたのは、派手さのあるWindows Phoneの説明だ。Windows Phone担当のバイスプレジデントのThom Gruhler氏は「入社90日しか経っていないが、この場にいることに興奮する」と話した上で、「Windows PhoneはWindows 8と同じコードベースであり、UIが美しく、パフォーマンスがすごい」と製品をアピール。
Windows Phoneが米国ほど普及していない日本ではピンとこないが「2012年7月のAmazon.comのデータで、サービスプラン込みでエンドユーザーに評価された10機種のうち7機種がWindows Phoneだった」という。
Amazon.comで10機種中7つがWindows Phoneだった
「Windows Phoneがスマートフォンユーザーにあまり知られていないことが問題だ」とし、知名度を上げればWindows Phoneのシェア拡大が見えてくることを示唆した。
Gruhler氏が強調したWindows Phoneの機能は「Metro UI」の「ライブタイル」。使いたい機能のタイルを大きく、使わない機能は小さくすることで、UIをパーソナライズできる。
NFCの利用も想定する
「音楽好きなら音楽携帯、ソーシャル好きならソーシャル携帯、ニュース好きならニュース携帯、スポーツ好きならスポーツ携帯にできる」との説明に、パートナーは拍手。手ごたえを感じたようだ。
さらに、NFC(Near Field Communication)を利用した「電子財布」としての機能の可能性も紹介した。さまざまなカードで分厚くなりがちな財布の中身について、クレジットカードから割引券などさまざまなものを電子化し、スマートフォンに搭載できることを紹介した。