BYOのセグメントの一つは、文字通り個人が利用しているデバイスを会社に持ち込んで利用するタイプ。一方、「インフラを整えて、会社所有のデバイスをBYO対応する、いわばBYOのサブセットのようなスタイルが増えていくのではないか」という。
実際に米国で同社の大手顧客である製薬会社では、会社が所有するタブレットを営業担当者などに持たせて、薬剤などの製品を紹介しているという。セキュリティを重視する日本企業には適したBYOスタイルといえそうだ。
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ちなみに、Templeton氏自身は「何種類デバイスを持っているか? うーん、すぐに答えるのは難しい(笑) 自分で秋葉原に出向いて、デバイスを選ぶのが大好きな人間だから……」というマニアだそうだ。
実は飛行機に預けた荷物の中に入っていたパソコンの他に、手荷物のバッグには、MacBook Air、iPad、iPhoneと、複数のデバイスが入っていた。MacBook AirはブートキャンプでWindows 7が動く環境にあり、「これがあったから、パソコンがなくても仕事に困らなかったんだ」そうだ。
ちなみに、現在のCitrixのビジョンは11年前、2001年に構想した「仮想ワークプレイスソリューションが必要」という観点が原点。そこから必要となる技術を集め、現在のクラウドとモバイルを実現する製品群が揃った。
「我々は右から左、左から右と横並びに製品群を揃えていった。これが現在の特色有るポジションを築くことになった原点となっている」とテンプルトンCEOは話している。
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