HDX 3D Proは高度なCAD/CAM、地理情報システム(GIS)アプリケーションでの利用を想定し、新たな高圧縮コーデック技術を実装し、ネットワーク使用帯域を最大で半減する。会場では高画質の映像が再生され、XenDesktop上で動画なども扱えることを示した。
クラウド領域での新しいテクノロジとして「Citrix CloudBridge 2」が紹介された。CloudBridge 2は、プライベートクラウドとパブリッククラウドをシームレスに接続するソフトウェアの新版になる。セキュアな環境でありながら、ワンクリックで接続できる。「Citrix CloudPlatform」はオープンソースプロジェクトのApache Software Foundationに寄贈した「CloudStack」をベースにしたクラウド管理ソフトウェアだ。
「ハードウェアを抽象化し、オーケストレーションしたクラウドを最も上手に構築しているのがAmazonのデータセンターだ。この製品を利用することで、簡単にAmazonのようなクラウドサービスを構築することができる」
5月に発表した「Project Avalon」についてTempleton氏は「新しいテクノロジの集合体と考えてほしい。Windowsのアプリケーションを真にクラウド化できる。秋にベータ版を提供する」と説明した。アプリケーション配信アプライアンスである「Citrix NetScaler」は、「セキュリティを担保しながら、アプリケーションやクラウドの配信を円滑に行う。キャパシティの拡大などにも対応する」と話した。
Templeton氏は、「これが現在のCitrixの描いているビジョン。人々はどこでも仕事ができ、どこに対してもサービスを提供することができるようになる。非常にパワフルな状況で、IT部門の人々が新しい組織として活躍することができるようになるだろう」と話を締めくくった。
その後、日本法人代表取締役社長であるMichael King氏が登壇。4月下旬から実施していたモバイルアプリケーション開発コンテストで、グランプリにアイネット、ベストアイデア賞にフリースタイルが選ばれたことを説明した。
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