賢明な印象を与えるための10の方法 - (page 3)

Calvin Sun (Special to TechRepublic) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2012-07-30 07:45

8.「絶対に」という言葉は自分に返ってくるかもしれないことを覚えておく

 あなたが「絶対に」と言ったことは、すぐに実際に間違いだと証明されるものだ。その結果として、あなたの面目は丸つぶれになってしまう。「絶対にそうなる」という表現の代わりに、「そうならないかもしれないが、可能性は低い」などと言うといいだろう。「絶対にあり得ない」という表現の代わりとしては、「不可能ではないが、ありそうにない」と言うのがいいかもしれない。

9.「・・・でなければ驚くだろう」式の表現を使う

 不朽の名画「カサブランカ」では、ルノー署長がリックの店で賭博が行われていることを知ってしらじらしくも「実に驚いた、驚いたよ」と言ってみせる。この台詞を使って、自分が愚かに見えるのを避けることができる。

 直前の項では、「絶対に」と言うよりも「あり得るが可能性は低い」という表現をした方がいいと書いたが、これらの表現には依然として不確定性が含まれている。しかし、答えに確実性がある形で答えるようにするのがわたしの好みだ。ただしこの確実性とは、結果に対してではなく、結果が違ったときのわたしの態度についての話だ。これによって、周囲の人にあなたが自分の面目がつぶれる可能性があることに気づいていることを知らせられるため、間違っていた場合でもあまり頭が悪いようには見えない。

 例えば、「このMicrosoft製品にはセキュリティの問題があるだろうか?」という質問に対しては、わたしなら「もしなかったとしたら、わたしは驚くだろうね」と答えるかもしれない。わたしがあるプロジェクトが遅れるだろうと思っていれば、「もしこのプロジェクトが期限に間に合ったら、わたしは驚くだろう」と言うかもしれない。

10.文章にはデータや参照を入れる

 自分の論点を裏付けるためにデータを使っているのなら、文章にはそのデータを入れるか、少なくとも参照を入れるべきだ。そうしておけば、数字をでっち上げているようには見えない。さらに、あなたの意見を否定しようとする人は、あなた以外の人が示したデータも否定しなくてはならなくなる。データと参照は、信頼性を与えてくれる。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「100人100通りの働き方」を目指すサイボウズが、従業員選択制のもとでMacを導入する真の価値

  2. セキュリティ

    「脱VPN」で実現するゼロトラストセキュリティ!VPNの課題を解消し、安全なリモートアクセスを確立

  3. セキュリティ

    最新調査が示すセキュリティ対策の「盲点」とは?|ゼロトラスト、生成AI、サプライチェーンリスクの実態

  4. セキュリティ

    警察把握分だけで年間4000件発生、IPA10大脅威の常連「標的型攻撃」を正しく知る用語集

  5. セキュリティ

    もはや安全ではないVPN--最新動向に見る「中小企業がランサムウェア被害に遭いやすい」理由

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]