IT開発者にとって快適な職場環境を実現する10のポイント - (page 3)

Justin James (Special to TechRepublic) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子

2012-08-21 07:30

#7:ホワイトボードやスケッチブックの用意

 コードについて議論する際、図や表を多用することもしばしばある。筆者の経験から言っても、プロジェクトに関する議論を行う際に、自らの考えを図や表で表現するための道具があるかどうかで開発者の仕事ぶりが大きく異なってくる。ホワイトボードや大きなスケッチブックは、こういったプログラマーたちの共同作業を円滑にするための安価な方法となるだろう。

#8:快適な環境

 残業の必要性が何度も出てくるプロジェクトの場合、オフィスに残って長時間仕事をする人々のために用意しておくとよいものがある。休憩室にさまざまな種類のコーヒーや紅茶、スナック(健康的なスナックも常備しておくように!)をふんだんに用意しておくのである。こういった考慮は特に、飲食物を手に入れるために車で近くのガソリンスタンドやコンビニエンスストアに行かなければならない場合や、空腹のままで仕事を続けなければならない場合に効果を発揮するはずだ。

#9:IT部門のサポート

 残念なことに、開発者のニーズは多くの場合、IT部門のニーズや目標、制約に縛られる。例を挙げると、開発者たちはアプリケーションのテストを行うためにさまざまなコンピュータやデバイスを必要とする。しかし、IT部門は標準設定の数を絞り込もうとするとともに、想定していないデバイスを接続した混在環境を作り出すことがリスクにつながると考えている。また、IT部門は開発者が望んでいない設定(ローカル管理者特権を設定しないなど)やアプリケーションをシステム内で使用するよう要求する場合もしばしばある。これは誰が「正しい」のか、そして誰が「間違っている」のかという問題ではない。これは実際のところ、まったく異なったニーズによって引き起こされる摩擦でしかない。このため開発者たちが効率的に作業を行えるようにするには、IT部門がセキュリティ面やコスト面の管理目標を満足できるようにしながら、IT部門からの協力を最大限に引き出せるようにすることが重要になってくるわけである。

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