HadoopとAsakusa活用した基幹系周辺のバッチ処理高速化サービス

田中好伸 (編集部)

2012-08-29 17:12

 新日鉄ソリューションズとノーチラス・テクノロジーズは8月29日、協業を発表して、分散並列処理基盤フレームワーク「Apache Hadoop」とバッチ処理フレームワーク「Asakusa Framework」を活用したバッチ処理高速化ソリューションサービスの提供を開始した。

 提供されるサービスは、Hadoopを採用したシステム導入や開発支援を行う。加えて基幹系システム構築の知見をベースに開発フレームワークとしてAsakusaを活用。基幹系システムで要求されるアプリケーションプログラム品質やシステム開発生産性、文書化などの標準化といったHadoopだけではみたせない項目を補い、より効果的で高品質なシステム開発を支援するという。具体的には以下のサービスが提供される。

  • バッチ処理コンサルティング:バッチ処理へのHadoop適用アセスメント
  • 処理方式検証支援:代表的な処理モデルを設計、実機による各種検証(Proof of Concept:PoC)を実施
  • 高速バッチシステム構築:Asakusaを活用したバッチ処理システムを設計、構築
  • Hadoop/Asakusa運用保守:HadoopとAsakusaを活用したシステムの運用設計や保守

 新日鉄ソリューションズは、アプリケーション開発技術者の育成、PoCセンターの設置、Asakusaでの各種処理モデルを検証するなど、Hadoopを企業で活用するためにサービスを整備してきていると説明している。

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