ヤフーは9月6日、ビジネス向けストレージサービス「Yahoo!クラウド ストレージ」の提供を開始した。容量は無制限。1Gバイトあたり10円から利用できる。
Yahoo!クラウド ストレージはYahoo! JAPANのインフラを利用したストレージサービス。標準でコンテンツ配信網(CDN)を利用できる。画像やドキュメント、動画などオブジェクト形式のファイルを保存できる。バイナリ形式のデータは保存できない。
提供されるAPIは「Amazon Simple Storage Service(S3)」と互換性があるという。リソースを管理するウェブAPIはREST(Representation State Transfer)形式で提供される。保存データは自動的に多重化され、冗長性も確保されていると説明。SLAは99.9%を保証している。
料金はストレージ使用量とネットワーク転送量に応じた従量課金。初期費用は不要。ダウンロードやアップロードのリクエスト数に応じて課金されるリクエスト課金は採用していない。
今回のサービスは同社グループ企業のIDCフロンティアと共同で企画、商品を開発している。IDCフロンティアは契約代理店としてサービスを販売、契約する。IDCフロンティアのデータセンターとクラウドサービスと組み合わせることで、より柔軟性の高いビジネスインフラを実現できると説明している。