既存のテレビをスマートテレビにするためのLG SMART UPGRADER「SP820」を展示したほか、会場ではマイクロソフトのXboxおよびKinectと接続し、3Dによるゲームをプレイできるようにしていたのも、LG電子ならではの3Dグラスの手軽さを強調することにつながったといえよう。
また、3Dの特徴を生かして、ひとつの画面で2人が同時にゲームをプレイできるデュアルモードの実演も行っていた。
さらに、様々なデザインの3Dグラスを展示していたが、ユーザー自身が好みに応じて選択できるようになっていることに加え、簡単な構造であるため、メガネメーカーが参入しやすい事例としてもアピールしていた。
コンテンツサービスとしては、日本でもスタートしている3D映像を提供する「3D World」において、『トイ・ストーリー』などの人気タイトルを欧州地域で提供することを発表。残念ながら、日本ではこのコンテンツは提供されない。
また、欧州を皮切りに今年10月以降にサービスを開始する「GAME World」についても発表。LG電子のテレビ向けにゲームコンテンツを配信していくことになるという。これは、欧州での展開が韓国よりも先になるという内容だ。なお、現時点では日本でのサービス開始時期は未定となっている。
一方で、SmartTV Allianceによるスマートフォンやタブレット端末と連動、各社端末でHTML5で開発したアプリケーションが動作することを紹介していたほか、今後のサービス開始を予定しているLG Cloudによる情報の一元化などに向けたコンセプトも紹介。さらに、日本では発売していないGoogle TV「LG 55G2」も展示していた。
オーディオ関連製品では、テレビに接続するシアター製品のほか、9月半ば以降に日本での投入が予定されているiPodドック型の各種製品が展示されていた。
iPodやiPhoneが利用できるオーディオ製品のなかには、キューブ型のユニークな形状のものや、iPodとAndroid端末を一度に2台接続できる製品なども用意されている。
PC関連製品では、モニターの新製品として、27型のWQHD(2560×1440)のIPS液晶ディスプレイを採用した「EA83」を発表。さらに21:9の画面サイズとした29型の2560×1080のIPS液晶ディスプレイ「EA93」を展示。これら製品の日本市場への投入は現在検討中だという。
また、マウスの底面にスキャナー機能を備えた「LSM-300」や、テレビでSkypeを行うためのSmart TV Cameraの展示なども行っていた。
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