米IBMは9月25日(米国時間)、最高経営責任者(CEO)のバージニア・ロメッティ氏が10月1日付けで取締役会会長に就任する人事を発表した。ロメッティ氏は10月からIBMの会長、社長、CEOを兼任することになる。
現会長で元CEOのサミュエル・パルミサーノ氏は10月1日付けで取締役を退任し、シニア・アドバイザーに就任。12月1日付けで同社を退職するという。
1月1日に歴代9人目のCEOに就任したロメッティ氏は、IBMが初めて迎えた女性CEOだ。就任前は営業部門、マーケティングと戦略を担当する上級副社長兼グループ・エクゼクティブを務めていた。また、それ以前は、IBMグローバル・ビジネス・サービス事業担当の上級副社長として、プライスウォーターハウスクーパーズ・コンサルティングの統合で手腕を発揮した。このような経歴から、「金融」と「サービス」というIBMの中核事業を知り尽くした人物として知られている。
両氏は先頃来日し、9月12日に開催された「IBM THINK FORUM」で講演していた。