Microsoftは、予定よりも早く、「Windows 8」向けのビルトインアプリのアップデートを公開しようとしている。これは、米国時間10月26日に予定されているWindows 8の正式発表よりも数週間早い。
10月4日のブログ投稿で、Microsoftは、Windows 8ビルトインアプリに対して行われる、追加とアップデートをすべてリストアップした。「SkyDrive」、メール、メッセージング、フォト、地図、ニュース、トラベル、天気などに、新機能の追加や、パフォーマンスと信頼性の改善が行われる予定である。
MicrosoftのWindows担当プレジデントのSteven Sinofsky氏は次のように語っている。
われわれは、Windows 8と「Windows RT」の一般提供(GA)が近づいていることに非常に興奮している。Windows Storeには数多くの新しいアプリがあり、たくさんのアプリの中から選ぶことができるほか、世界中の何万人もの開発者が新しいアプリの開発で多忙を極めている。8月以降、Microsoft全体で、新しい機能の追加と、Windowsとともに提供されるアプリの改善に熱心に取り組んできており、これらのアプリをGAの前にアップデートする予定だ。
「Windows 8」のプレビュー
提供:Screenshot by Dara Kerr/CNET
「Bing」は一番早くアップデートされたアプリで、10月5日に公開される予定だ。Bingは、コンテンツや画像に関して、より多様な検索結果を提供し、「Bing Rewards」を統合するとともに、関連するクエリにズームしてアクセスできるようになる。
そのほかのアプリについては、フォトアプリに、トリミングや回転、スライドショーの機能が追加される。地図アプリには、Bingの鳥瞰図表示や、改善されたナビゲーション機能、3000件超の建物内の地図が追加される。ニュースアプリには、The New York TimesやThe Wall Street Journalといったパートナーのコンテンツとともに、ニュース映像やスライドショー機能が追加される。カレンダー、ファイナンス、スポーツ、ビデオ、ミュージック、ゲームも10月26日より前にアップデートされる予定だ。
Microsoftは10月4日、Windows 8向け「NOOK」アプリのリリースにおけるBarnes & Nobleとの提携も発表した。今までのところ、数千件のアプリがすでにWindows 8向けに公開されており、Windows 8の発表までには、さらに多くのアプリが登場すると予想されている。Microsoftは、世界中の開発者に接触しており、少なくとも38カ国のユーザーが利用できるアプリを開発している。
10月5日から公開が始まるアプリアップデートのいくつかはすでに発表されているが、ほかのアップデートは今後数週間で公開される予定だ。特定のアプリがアップデートされるかどうかは、Windows Store内のアプリアップデートリンクをクリックすると確認できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。