Visual Studio 2012、TFS2012の導入事例も
最後に再び平野氏がステージに登壇し、Visual Studio 2012やTFS2012を導入した企業各社の事例を紹介した。
オフショア開発にTFSを導入したNTTデータの事例では、日本とインドという分散チーム開発により、言語や文化の違いはもちろん、開発環境やOSのバージョン差にも悩んでいた。これをTFSと仮想マシンの導入により標準化を進めて解決したという。
年間1000以上のSI案件を抱える富士通システムズ・ウエストの場合は、分散開発や情報共有、テストの効率化という目的でTFSを導入し、.NET開発において有効という結論に至ったとしている。
「ムビチケ」を開発するシステムコンサルタントは、映画という業界のステークホルダーの多いという問題をTFSで解決している。また、開発にあたってはテストしやすい構造に作り込むためのフレームワークを整備しており、その結果、自動ビルドや自動テストなどのTFSの諸機能が効果的に作用しているという。
クラウド型の仮想デスクトップサービスを提供するGMOインターネットがクラウドでデスクトップ環境を提供する「お名前.com デスクトップクラウド」を紹介。Windows 8とVisual Studio 2012 Professionalにリモートからアクセスできるサービスで、すぐにWindowsストアアプリの開発に着手できる。月額6720円のサービスだが、3カ月は無料で体験できるとのことだ。