デジタルアーツ、メールフィルタリング新版--送信後のファイルも管理可能

田中好伸 (編集部)

2012-10-05 14:47

 デジタルアーツは10月5日、メールフィルタリングソフトの新版「m-FILTER Ver.3.5」を11月21日から発売すると発表した。価格は現段階で未定となっている。

 m-FILTERは、メールの送受信を制御する「m-FILTER MailFilter」、メールの全文を保存し検索する「m-FILTER Archive」、迷惑メール(スパム)対策の「m-FILTER Anti-Spam」で構成。機能を選んで導入できる。

 新版のVer.3.5では、m-FILTER MailFilterの有償オプションとしてファイル暗号化機能「FinalCode Express」を搭載している。万一メールを誤送信してしまっても、添付ファイルの追跡と消去ができるという。

 FinalCode Expressで暗号化されたファイルを復号化するには、無償で提供されるクライアントソフトウェア「FinalCode Viewer」をインストールする必要がある。ファイルの受信者は、FinalCode Viewerをインストールすれば、パスワードを入力せずに復号できる。m-FILTERの送信ルールを設定することで、通常のパスワード暗号化(AEC 256ビット)とFinalCodeでの暗号化を選択できることから、送信先によって使い分けることも可能だ。

図 ※クリックすると拡大画像が見られます

 現在、ファイルの共有手段としてメールが主流であり、社外に送信する際には、添付ファイルを暗号化し、開封するためのパスワードを別途通知するという運用が一般的となっている。

 だが、パスワード通知での利便性低下を招いている。送信後のファイルの管理は受信者側に委ねられることから、第三者への情報漏えいを防ぐことができない。今回の新版では、従来の誤送信防止機能に加えて、添付したファイルの閲覧者権限の再設定や追加、削除といった「送信“後”でも対策できる」ようになると説明している。

 FinalCode Expressは、ファイル暗号化技術「FinalCode」の簡易版。FinalCodeは、パスワードやサーバを使わずに導入できる。社外に持ち出す情報をファイル単位でアクセス、操作の権限を設定できる。ファイルが流出しても、権限を変更することで機密情報を保持できるという。ファイルを受け渡した後でも、操作権限を変更できる。社外に送信したファイルも半永久的に管理できる。

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