ヤフーカスタマーリレーションズはSaaS型の顧客情報管理システム(CRM)「Oracle RightNow CX Cloud Service」の採用を決めた。日本オラクルが10月15日に発表した。
ヤフーカスタマーリレーションズはヤフーの100%子会社。Yahoo! JAPANの個人ユーザーからの問い合わせに対応すると同時に、中小企業ユーザーを対象に営業も展開しているコンタクトセンター。スマートフォンやタブレットなどの普及でサービスの利用形態が多様化していることを踏まえて、利用者の顧客体験(カスタマーエクスペリエンス)を向上させるため、サービス基盤を刷新することを決めている。
刷新するのは、ネットオークションサービス「Yahoo!オークション」やショッピングサイト「Yahoo!ショッピング」などEC事業でのヘルプサイトとコンタクトセンターの仕組み。ヤフーカスタマーリレーションズでは、RightNow CXの導入で、これらのシステムの機能を統合する。
利用者の重要な接点となるヘルプサイトとコンタクトセンターの仕組みを刷新することで、利用者の疑問に対する自己解決率の向上と、問い合わせに対する迅速で適切な回答が可能になると説明。利用者の自己解決率が向上することで、同種の個別問い合わせ件数が減ることで、コンタクトセンターの負荷が軽減すると同時に、コスト削減にもつながるという。