富士通は10月16日、バックアップアプライアンス「ETERNUS BE50」の販売を開始した。税別価格は150万円から。11月下旬から出荷する。
ETERNUS BE50は、バックアップシステム構築に必要なハードウェアとソフトウェアをセットアップして、基本設定した状態で提供するアプライアンス。バックアップソフトウェアとして中堅中小企業向けの「Symantec Backup Exec 2012」を搭載している。富士通が開発した設定運用ツールを利用することで、搬入後に素早く環境を構築でき、運用できるという。
バックアップ対象のサーバやクライアントの数量に左右されることなく、4.5Tバイトのデータ容量まで拡張できる。将来、サーバやクライアントの数が増えた場合でも、ライセンスを追加購入する必要はない。富士通の設定運用ツールで、バックアップジョブの設定や監視、リストア作業、スケジュール変更などの各種設定変更操作も簡単に行え、運用の省力化が可能と説明する。
データの重複排除や圧縮といった機能を標準で搭載しているため、バックアップのデータ容量を大幅に削減可能という。標準で装備する遠隔レプリケーション機能を利用することで、リモートオフィスや災害対策用の遠隔地に設置して、事業継続の要望にも対応できるとしている。