富士通、ITマネジメント支援で新会社設立--河合塾が第1号ユーザー

田中好伸 (編集部)

2012-11-02 17:23

 富士通は、複数のユーザー企業の情報システム部門のITマネジメントを支援する事業会社「ITマネジメントパートナーズ」を11月1日に設立した。従業員数は20人。河合塾が契約を締結、2013年4月からサービスを利用する。

 従来の情報システム部門の外部委託(アウトソーシング)は、アプリケーション開発やシステム運用といったデリバリ領域が主流となっている。だが、企業経営でのITの重要性が高まる中で、開発や運用に関するマネジメント機能の強化を目的とするアウトソーシングに対するニーズが高まりつつあると説明する。

図1
情報システム部門での業務レイヤ

 これまで富士通は、マネジメント領域のアウトソーシング受託で、ユーザー企業ごとに個別の合弁会社を設立して事業を展開してきている。ニーズの高まりを受けて、ユーザー企業が多額の投資をせずに簡便にマネジメント領域でアウトソーシングできるよう、中堅企業を対象にITマネジメントのアウトソーシングサービスを提供するために新会社を設立したとしている。

 河合塾は富士通が提供するシステムを利用しており、1月からは大学合格可能性判定システムに富士通のIaaS「FGCP/S5」を利用している。河合塾は上流での強化やシステムの開発と運用のマネジメント強化を狙ってITマネジメントパートナーズの第1号ユーザーとして契約を締結したという。

図2 ITマネジメントパートナーズのビジネスモデル
※クリックすると拡大画像が見られます

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]