マイクロソフトの将来--クラウド時代に向けた変革 - (page 3)

Simon Bisson (ZDNet UK) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2012-11-28 07:30

 どういう呼び方をするにせよ、どのように説明するにせよ、世界は変わってしまっており、Microsoftがそれに追随しようとしていることは明らかだ。Microsoftでここ数年、影響力のある多くの開発者が、Azure関連の部門に移ったのも不思議ではない。Azureは同社の将来の中核なのだ。

より大きなWindowsというアプローチ

 まだ重心が完全に変わってしまっているとは言えないにせよ、変わりつつあることは確かだ。多くのMicrosoft関係者が「Big Windows」と呼んでいたものは、クラウド規模で動作し、情報やサービスをスマートなエンドポイントに提供する、「さらに大きなWindows」で置き換えられることになる。

 明日のMicrosoftはAzureを中心に作られることになる。この戦略は、Microsoftの各部門間での連携が強まっていくことを意味している。以前は個々に独立していたアプリケーションが、他のサービスによって消費されるサービスになっていくためだ。

 「Active Directory」が、Azure、Office 365、InTuneやその他の社内システムと連携する一体的なクラウドサービスになれば、サーバ担当部門のスケジュールに合わせて動かす、サーバ事業の単なる一領域ではいられくなり、より大きなエコシステム、より大きな世界の一部にならざるを得ない。

 Microsoftは伝統的に企業の集合体であり、事業部門ごとに独自のロードマップと課題設定を持っていた。クラウドへの移行は、それらの部門間での協力関係を強めていくことも意味している。これは、「Surface」などのWindows RTデバイスにOfficeが同梱され、すべてのWindows 8にBingを利用したアプリケーションが同梱されていることからも伺える。

 このような協力関係は、新しいMicrosoftの重要な特徴であり、消費者市場においてもエンタープライズ市場においても、ハードウェア、ソフトウェア、サービスが1つのプラットフォームに統合されようとしている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]