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COBOLとHadoopの連携でバッチ処理を高速化--富士通「NetCOBOL V10.5」

田中好伸 (編集部)

2012-12-05 16:52

 富士通は12月5日、COBOL開発運用ソフトウェアの新版「NetCOBOL V10.5」の販売を開始した。運用パッケージのLinux版のプロセッサライセンスは128万円から(税別)。

 新版のV10.5では、NetCOBOLで開発したバッチアプリケーションを分散並列処理フレームワーク「Apache Hadoop」で処理し、バッチの処理時間を短縮する機能を追加している。Hadoopに実装されている分散処理フレームワーク「MapReduce」とCOBOLのデータ形式の違いを、富士通独自のデータ変換機能で吸収し、COBOLのデータをMapReduceの入出力データとして利用できる。

 Hadoopの基本は1つのファイルを使用する方式であり、COBOLのバッチアプリケーションの複数ファイルを使用する方式とは違う。この違いを複数入力変換機能で吸収する。複数ファイルを使用するバッチアプリケーションでもHadoopを使えるようになる。データ変換や複数入力といった独自の技術で、COBOLのデータをアプリケーションに手を入れずに、再コンパイルだけでHadoopを適用できる。

 富士通独自の分散ファイルシステムを構築するソフトウェア「Interstage Big Data Parallel Processing Server(BDPPS)」と組み合わせることで、分散ファイルシステムに格納したデータに直接アクセスできるようになり、Hadoopでは必要な入出力のデータ転送が不要となり、処理時間を短縮できるという。

 マスタデータとトランザクションログなどの複数のファイルを入力してソートやマージ処理を施し、複数ファイルを出力するようなバッチアプリケーションで適用効果を発揮するという。例えば128Gバイトのデータを16多重で集計した場合の処理時間は、Interstage BDPPSとの活用で、従来のバッチ処理の約18分の1に短縮し、Hadoopとの活用でも約3分の1に短縮していると説明している。

 NetCOBOLは日本のほか北米を中心に60カ国で利用されているという。今回の新版では、社内環境(オンプレミス)での利用に加え、富士通のIaaS「FGCP/S5」、Amazon Web Services(AWS)の仮想マシンサービス「Amazon Elastic Compute Cloud(EC2)」、AWS上にホストされたHadoopフレームワークである「Amazon Elastic MapReduce(EMR)」での稼働も確認している。各クラウド基盤にインストールして利用できる。FGCP/S5では月額のオプションとして提供される。FGCP/S5のほか、AmazonのEC2やEMRのいずれもHadoopとの組み合わせで利用できる。

価格と出荷時期
製品名税別価格出荷時期
プロダクトNetCOBOL Enterprise Edition 開発・運用パッケージV10.5
(プロセッサライセンス)Linux版
168万円から12月
NetCOBOL Enterprise Edition 運用パッケージV10.5
(プロセッサライセンス)Linux版
128万円から
クラウド 「FGCP/S5」のオプションサービスとして以下を提供
・NetCOBOL Enterprise Edition 開発・運用パッケージV10.5
・NetCOBOL Enterprise Edition 運用パッケージ V10.5
月額
8万4000円から
6万4000円から
2013年2月予定
動作環境
プラットフォーム動作OS
サーバ Red Hat Enterprise Linux 5/6(Intel 64)
Oracle Solaris 10/11(2013年1月予定)
Windows Server 2012
Windows Server 2008/R2
Windows Server 2003/R2
クライアント Windows XP/Vista/7/8

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