SCSKは12月5日、自社で開発する統合基幹業務システム(ERP)パッケージ「ProActive E2」で人材管理システムを2013年1月4日から提供することを発表した。注目される「タレントマネジメント」のニーズに対応している。
タレントマネジメントは、企業が求める人材像の定義に基づいて人材の育成や確保、拡充と適材適所での人員配置を実現できるものとして期待されている。定期的な現状評価のために、求める人材の育成と拡充状況をタイムリーに把握する必要があることから、人材情報を可視化しておくことが重要なポイントになっている。そのため、各従業員の資格やスキル、担当業務経歴、研修受講履歴などの情報管理と人材情報を容易に活用できる仕組みが求められている。
今回の人材管理システムは、人材の可視化を支援する「人材MAP照会」や人材を有効に活用するための「人材情報検索」といった機能を提供する。公開項目や利用可能機能、データを閲覧できる範囲といったセキュリティ上の設定も可能だ。
保有する資格やスキル情報、研修の受講歴、担当業務経歴、人材MAPといった各種の人材情報を一元的に管理できる。それぞれの情報は人事管理システムと連携して、人材情報の作成負荷の軽減と二重入力によるミスの削減など業務の効率化に効果を発揮するという。
人事管理システムと人材管理システムをまとめた参考価格は1500万円から。対象規模は200人程度。ライセンスと導入費用が含まれている。