チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズは12月14日、新しいマネージドセキュリティサービス「Check Point ThreatCloud Security Services」の提供を開始した。価格は導入環境の規模や対象範囲によって異なる。セキュリティ情報基盤「ThreatCloud」を活用する。「Check Point ThreatCloud Managed Security Service」と「Check Point ThreatCloud Incident Response」で構成される。
ThreatCloud Managed Security Serviceは、セキュリティ技術と専門家の分析でネットワークへの攻撃を遮断する。セキュリティの監視と可視化、コンプライアンス対応を支援するものであり、ネットワークやゲートウェイのログを分析して、具体的な対策に役立つアラートを提供する。チェック・ポイントの専門家がネットワークトラフィックを監視して、水面下で展開される攻撃を発見でき、深刻な被害の発生を未然に防げると説明している。
ThreatCloud Incident Responseは、セキュリティ事故の発生時に専門家によるサポートを提供。同社が認定したプロフェッショナルが、必要な対策や効果的な問題解決方法を提案し、ベストプラクティスを実施する。攻撃されていると疑われる場合やすでに攻撃されている状況が発覚した場合に、専門家を呼び出すサービスも提供する。事故発生時にアドバイスを受けられることで、将来の被害防止にも効果を発揮するとメリットを説明している。
チェック・ポイントは、ネットに接続できるモバイル端末の増加に伴い、現在のネットワーク環境は複雑化していると説明。セキュリティ上の脅威も高度化しているため、企業のネットワーク基盤は脅かされ続けており、セキュリティの管理は継続的な改善が必要なことから、IT部門は苦慮を強いられていると言及している。今回のサービスを活用すれば、IT部門のリソース不足を解消し、セキュリティに関する知識を深められ、コンプライアンス対応を強化できるとメリットを説明している。