日立製作所は12月18日、UNIXサーバ「EP8000シリーズ」の新モデルを発表した。POWER7+プロセッサを搭載し、従来モデル比で最大約1.2倍のトランザクション処理性能を実現したという。12月20日に販売を開始する。
EP8000 780
今回発表されたのは、POWER7+ 4.4GHzを最大64コアまで搭載できる「EP8000 780」と、同3.8GHzを最大64コアまで搭載できるミッドレンジサーバ 「EP8000 770」の2モデル。また、メモリ上のデータを圧縮することで、搭載する物理メモリ容量以上に利用可能な容量を拡張できるメモリ仮想化機能「Active Memory Expansion」に対応し、仮想化機能をさらに強化している。対応OSはAIX V7.1。
このほか、プロセッサやメモリなどのリソースをきめ細かく分割する仮想化機能「マイクロパーティショニング」で、1コアあたりの仮想サーバ数を従来モデル比で2倍となる20LPARに拡大。さらに、プロセッサとメモリの連携度を監視し、最適なパフォーマンスを得られるように仮想サーバのメモリ配置を自動調整する機能「Dynamic Platform Optimizer」を新たにサポートした。
価格は、EP8000 780が3212万6850円から、EP8000 770が1882万7970円から。出荷開始時期は2013年1月31日。