NEC、小型バッテリ内蔵のIAラックサーバ--UPSなしで停電時の対策が可能

田中好伸 (編集部) 2012年12月19日 16時25分

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 NECは12月19日、データセンター向け省電力IAサーバ「Express5800/ECO CENTER」で新ラックサーバ「Express5800/E120d-1」の販売を開始した。小型バッテリを内蔵している。税別価格は31万6000円から。12月26日から出荷する。

 小型バッテリを内蔵することで、データセンターで不可欠とされた大型や外付けの無停電電源装置(UPS)なしで停電時の対策が可能と説明する。ニッケル水素バッテリを最大2台まで搭載でき、約5年間交換が不要という。

 大型や外付けのUPSは1~3年でバッテリを交換する必要があるため、コストの削減にもつながるという。今回のE120d-1を導入すれば、従来ラックに搭載していた外付けUPSを削減でき、最大で設置スペースを2分の1に削減できると説明している。

 今回の製品には、NEC独自のファン回転数制御やエアフロー設計などで、サーバ単体で従来モデルより最大14%の省電力化を実現できるという。大型UPSを導入した場合、商用電源からここのIT機器までの給電の間に“交流電源から直流電源へ”の変換が複数回繰り返されることで、変換ロスが発生する。

 小型バッテリを内蔵することで、大型UPSを通さずに直接給電できるため、2回分の変換をなくすことが可能となり、ラックあたり最大5%の省電力化につながるとメリットを強調。サーバ単体の省電力化と合わせて、最大18%の省電力化になると説明している。

 E120d-1には、同社が開発しているEXPRESSSCOPEエンジンが搭載される。EXPRESSSCOPEエンジンの標準機能でリモートでバッテリの状態監視と電源供給に応じたサーバ制御が可能だ。あらかじめサーバ本体の消費電力値の上限を設定して電力消費を抑制する機能「パワーキャッピング」で停電検出時に自動的にパワーキャッピングを稼働させることもできる。

 通常時と比較してバッテリの稼働時間を最大2倍に延ばすこともできるという。仮想環境などサーバのシャットダウン時に必要とされる時間が長い場合でも、十分なか同時間を保持できるとメリットを説明している。


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