群馬銀行は行内の情報系システムを刷新、2013年1月4日から稼働させる。行内の各部門で情報の利活用をより効率化するため、新たに統合データベースを構築し、データを一元管理する。情報活用ツールとしてビジネスインテリジェンス(BI)ツール「Oracle Business Intelligence(BI)」を導入した。
行員は自分自身で必要に応じ、さまざまな切り口でデータを検索し、分析できるようになる。検索設定の保存や分析機能、表計算ソフトへの出力機能などを活用して、データ収集の簡易化と迅速化を図ることで、従来約1週間かかっていたデータ取得時間を30分程度まで短縮できるという。データの保存期間も従来の1カ月分から最大10年間分に拡充することで、長期間でのトレンド分析が可能となり、マーケティング分析の精度向上を実現できるという。
統合データベース環境には、UNIXサーバ「EP8000」とUNIX環境専用の切り替えソフトウェア「HAモニタ」の組み合わせで信頼性を確保している。ストレージには「Hitachi Universal Storage Platform V」を採用。アプリケーションサーバには「BladeSymphony」のハイエンドモデル「BS2000」を活用している。