
経営の失敗とCEOの交代が相次ぐ米Yahooは、あるセキュリティホールを突かれて同社のネットワークに対する攻撃を受け、45万件の平文のログイン認証情報をダウンロードされたことでさらに打撃を受けた。
この情報漏えいはLinkedInやGlobal Paymentsのものほど大きくはなかったが、まもなく漏えい事件の詳細が報じられると、大量のデータキャッシュを手に入れることが非常に簡単だったことが明らかになった。UNIONを利用したSQLインジェクション攻撃によるこの事例は、Yahooのセキュリティがいかに不十分だったかを示した。
Yahooはこのハッキング後まもなく、過失によりカリフォルニア州サンホセの裁判所で告訴された。このハッカーたちはブログ記事で 「このサブドメインのセキュリティ管理に責任を負っている主体が、これを脅威ではなく、モーニングコールであると考えてくれることを望む」と述べている。1週間後、Yahooは事態の解決を宣言し、運用を再開した。