画像で振り返る2012年の重大ハッキングと情報漏えい - 15/20

Zack Whittaker (ZDNET.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2012-12-26 07:30

 「iOS 6」のリリースを目前にして、iOSデバイスに個別に振られるデバイスコード(UDID)がAnonymousによって大量に盗まれ、ウェブ上にアップロードされた。これは当初、FBIから盗まれたものとされていた。UDIDは開発者が分析のために使用しているが、ユーザー個人を識別するためにも使える。当時は、AppleがFBIの捜査のためにこのデバイスコードを渡したか、あるいはそのように強いられたことを疑うだけの、十分な理由があった。この問題は、2週間近くにわたり、セキュリティに関する大激論を引き起こした。

 Appleは公式に、このデータはFBIからは要求されてはおらず、どの組織に提供したこともないと発表した。しばらくしてAppleとFBIの両方が、この問題に関して知っていることはなく、関与もしていないと否定した後、フロリダ州にある小さな企業が、このUDIDのウェブへの漏洩につながる情報漏えいを認めた。AppleのモバイルOSであるiOS 6は、そのわずか数週間後にリリースされた。このバージョンでは、UDIDはデバイスから取り除かれた。

 「iOS 6」のリリースを目前にして、iOSデバイスに個別に振られるデバイスコード(UDID)がAnonymousによって大量に盗まれ、ウェブ上にアップロードされた。これは当初、FBIから盗まれたものとされていた。UDIDは開発者が分析のために使用しているが、ユーザー個人を識別するためにも使える。当時は、AppleがFBIの捜査のためにこのデバイスコードを渡したか、あるいはそのように強いられたことを疑うだけの、十分な理由があった。この問題は、2週間近くにわたり、セキュリティに関する大激論を引き起こした。

 Appleは公式に、このデータはFBIからは要求されてはおらず、どの組織に提供したこともないと発表した。しばらくしてAppleとFBIの両方が、この問題に関して知っていることはなく、関与もしていないと否定した後、フロリダ州にある小さな企業が、このUDIDのウェブへの漏洩につながる情報漏えいを認めた。AppleのモバイルOSであるiOS 6は、そのわずか数週間後にリリースされた。このバージョンでは、UDIDはデバイスから取り除かれた。

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  2. ビジネスアプリケーション

    改めて知っておきたい、生成AI活用が期待される業務と3つのリスク

  3. セキュリティ

    「2024年版脅威ハンティングレポート」より—アジアでサイバー攻撃の標的になりやすい業界とは?

  4. ビジネスアプリケーション

    Google が推奨する生成 AI のスタートアップガイド、 AI を活用して市場投入への時間を短縮

  5. クラウドコンピューティング

    生成 AI リスクにも対応、調査から考察する Web ブラウザを主体としたゼロトラストセキュリティ

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]